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2017.03.30 (木曜日)

自民党県議団で研修視察

3月21日から24日まで、県議会自民党会派26名で下記のとおり、海上自衛隊地方総監部への研修視察と総理官邸、自民党本部を訪問し、長崎県が取り組んでいる課題への協力要望に行ってきました。

1.広島県呉市 海上自衛隊呉地方総監部
2.京都府舞鶴市 海上自衛隊舞鶴地方総監部
3.東京都 総理官邸及び自民党本部(要望活動)
4.神奈川県横須賀市 海上自衛隊横須賀地方総監部

総理官邸では、菅義偉官房長官、自民党本部で二階俊博自民党幹事長、細田博之自民党総務会長と面会することができました。

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まずは、呉地方総監部訪問について掲載します。

 緊張状態の続く国際情勢の中で、国境の島を多く抱える本県にとって、国際平和とともに、住民の安全・安心な暮らしを守ることは政治の最大の責任として、しっかりと現状を把握し、必要な要望活動に繋げていくためにも、自衛隊についての理解を深めることは重要なことである。

 今回の視察は、本県の自衛隊のみならず、海上自衛隊全体の役割の中での長崎県における自衛隊との関係をしっかりと築いていく上での参考にするために、全国五つの地方総監部の中から呉、舞鶴、横須賀の三つの総監部を訪問し、1.海上自衛隊地方総監部の歴史と沿革、2.自衛隊の活動、3.自衛隊の所在する地域との関係、4.資料館等の観光資源としての活用の視点で視察を行った。

■呉地方総監部

 大勢での訪問だったので、池 太郎呉地方総監との面談は中島会派長以下視察団代表の5名のみが行い、その間、他の視察団は広報担当者より総監部隊舎の見学と歴史的背景の説明を受けた。

1.地方総監部の歴史と沿革

 昭和29年に呉地方総監部が創設され63年目を迎える。
 明治5年に第二海軍鎮守府が置かれ、第二次大戦後は英連邦軍が庁舎を使用していたが、昭和31年英連邦軍の撤退後、ここに総監部を移転し現在に至っている。
 初代鎮守府庁舎は明治芸予地震による震災で半壊したが、現在も残る2代目の鎮守府庁舎を呉地方総監部の庁舎として使用し、平成11年のドーム復元と内部の改装は行われているものの、その面持ちは歴史を感じさせるものである。

毎週日曜日には、艦艇の見学と合わせて呉第一総監部庁舎の一般公開が行われており、多くの見学者が訪れているそうである。

 第二次大戦中、日本周辺には約6万個の機雷が米軍によって投下されたが、そのうち約2万個の機雷が瀬戸内海の航路を封鎖するために、米軍によって投下された。
 戦後、他の軍隊は解隊されたが、呉においては連合軍の命令で、1945年の戦争終結当初から機雷の撤収作業が行われ、当時の機雷撤収作業中70名の犠牲者を出したほどの任務を受け、ほとんどが撤去されたが、完全とは言い切れず、現在も終わることなく続けられているそうである。
 その当時からの機雷撤収技術は今日の海上自衛隊にも引き継がれ、世界に誇る技術とのことで、ペルシャ湾での機雷撤収作業に参加し、他国が手を付けられないような場所での機雷撤収に大いに貢献したとのこと。

2.管区内の海上自衛隊の活動

 警備区域は、東は和歌山県から西は宮崎県までの1都1府12県を管轄し、
瀬戸内海をはじめ、四国沖の海域にいたる陸・海域の防衛警備を行っている。
 戦後1945年から始められた瀬戸内海をはじめとする日本海周辺の機雷撤去は今も続いており、専門部隊が訓練とともにその任務に従事しているという。
 防衛に関する任務のほか、海上保安庁との連携や、防災訓練、災害救援など民生活動も行い、幅広い活動を行っている。

3.自衛隊の所在する地域との関係

 内海で国境に接してないことから、大型の海軍工廠が置かれ、軍港の永い歴史を引き継ぐ海上自衛隊として、地域との関りも深い。
 中でもヤスリの生産は全国シェアの80%と高く、これは造船技術との関係が深いからだと言うのも頷ける。
 呉には護衛艦など22隻が所在するが、それぞれにカレーのレシピがあり、市内飲食店とのコラボで「呉海軍カレー」として提供されており、町おこしの一環として好評だそうだ。
 周辺地域との関りとしては、地域の祭りやイベントへの協力をはじめ、日曜日には艦艇や総監部の見学会も行っている。

4.資料館等の観光資源としての活用

 先に述べたように、地域の祭やイベント、施設等の見学会のほか、呉市には、戦艦やまとの10分の1の模型が置かれた呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」と退役した潜水艦あきしおが展示されている、海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」の二つの施設がある。
 あいにく火曜日は両館とも休館日であったが、自衛隊のご配慮で、「てつのくじら館」を見学させていただくことができた。
 添付の施設パンフレットにあるように、長さ76メートル2,250トンの実物の潜水艦が置かれた施設は遠くから見ても、圧巻である。
 施設の設置者は防衛省で運営は民間の指定管理者に委託している。
1階には海上自衛隊の歴史の紹介、2階には機雷掃海艇の展示と機雷撤去方法、部隊の活躍についての紹介、3階には潜水艦の歴史や乗組員の潜水艦内

での生活などの展示がなされている。
 3階からは、展示用潜水艦「あきしお」の中に入ることができ、操舵室をはじめ、艦内の様子を体感することができる。
 2007年に開館した「てつのくじら館」の来館者は、最低でも一日400人、多い日は3千人もあり、平均しても一日1千人ほどはあるそうで、感心の高さとともに呉市の観光資源としても大いに活用されているといえる。


◆所見
 物流を守る瀬戸内海鎮守府の歴史的な背景を持ち、戦後は海上自衛隊としての平和維持活動と国民の安全安心のための任務遂行の要としての呉地方総監部を訪問することができた。
 地域とのつながりを大切にしながら、防災訓練や災害救助はもとより、資料館や海軍カレーのコラボなど、呉市への観光客誘致の一助としても協力体制がとられていると感じた。
 最近の国際状況を見ると、国境と接する島を多く抱える我が長崎県は防衛の視点では常に緊張状態にあるといえるのではないか。
住民の安全・安心をしっかりと守っていくためには、自衛隊の存在を欠くことはできない。
 今回の視察で、我々国民は自衛隊の活動をより理解し、支援していく必要があると強く感じた。
 また、長崎県には佐世保地方総監部をはじめ、海上自衛隊、陸上自衛隊、航空自衛隊の部隊が置かれており、先の大戦における長崎県の歴史的背景を理解しながらも、現在の自衛隊としての活動への理解とともに、自衛隊と地域との連携を深めながら、観光資源としても活かせるよう、取り組む必要があるのではないかと感じた。